2015年05月25日
災害時におけるシニアカーの能力検証企画
こんにちは、あまぎです。
Re:Bikeではバイク、自転車の他、シニアカーを取り扱っております。

シニアカーは一見車輌のようですが、歩行補助車という福祉用具です。それゆえ免許が要らず、歩道で使用できます。
しかしその能力はどの程度のものでしょうか。
今回はそのシニアカーの能力検証実験について報告します。
実験と言っても、工場や研究所で行うものではなく、実際の路上において、災害時の避難手段という仮定で能力検証を行いました。
本企画は、Re:Bikeスタッフの障がい者さんが、シニアカーの能力検証とそのPRを行う企画として立案されたことが始まりでした。
具体的なシュチュエーションとして、沼津の仲見世で買い物をしている時に、高台である香貫山に避難することを想定しました。
仲見世から歩く。それも荷物を持ってできるだけ急いで歩き続けることを考えると、アウトドアアクティビティが好きな私でもちょっと一仕事で気力がいります。

※出典:国土地理院ホームページ
きっと歩行が困難な方にとってはなおさら簡単なことではないと思います。
そこでシニアカーを使った場合の成績を検証してみました。

スタートはつばき庵仲見世さん。ゴールは香貫山香陵台無料駐車場。
途中標高13m地点(注1)、標高30m地点(注2)でタイムと距離を測定します。
(注1)沼津市津波高推計最大値13.2mより
(注2)東日本大震災等歴史的規模の津波を想定した高さ
シニアカーには、企画立案して頂いた障がい者さんに乗って頂き、私が後ろからギア(スクーター)に乗ったり押したりしながら写真を撮りつつ見守りました。所々でチェックを行いましたが、シニアカーの走行自体はノーアシストです。
それでは以下に道中の様子をご紹介します。

スタート地点、仲見世です。
ドライバーさんはのぼりがちょっと恥ずかしかったと後に仰っていました。
しかし・・・シニアカー、思ったより速いです。
仲見世では4km/hモードで走ったそうですが、ギアを押しつつ追いかけながら写真を撮るのはなかなか大変。信号でようやく追いつきました。途中望遠レンズに換えようか迷いましたがレンズ交換中にシニアカーが行ってしまいそうでがんばって押しました。速度は出ていないのですが、等速で走り続けられるのがシニアカーの強みだと早くも感じました。というより思い知りました(笑)。

アーケードを抜けて沼津銀座へ。

御成橋。

シニアカーのタイヤは小径ですが、横断歩道と歩道の間の段差も問題なくクリアします。

沼津市役所前。市民文化センターも見えてきました。この日は本当に良いお天気の日でした。

市民文化センターの小道。木陰が涼しい。

香貫山が見えてきました!果たして登れるのか?

ドライバー、シニアカー共に最終チェックです。異常なし!

いよいよ山岳ステージです。砂や土がまばらにある坂道ですが、シニアカーは問題なく登っていきます。

ゴールが見えてきました!もう少し!
ラストスパート・・・はかけられませんが、ここまで一定の速度でずっと走っています。

ゴール!無事到着です。お疲れ様でした。

スタートからの距離、コースタイムですが、
標高13m地点が2.1kmで36分
標高30m地点が2.3kmで39分
ゴール(標高86m)が2.8kmで46分でした。

4段階表示のバッテリーもまだ3段階残っています。
実際の災害時は自治体のガイドラインに則った避難が望まれますが、今回の実験から災害時避難においてもシニアカーは活躍できるのではと考えられます。
いかがでしたでしょうか?
ところで、今回の企画はシニアカーの能力検証実験ですが、Re:Bikeスタッフ・・つまり障がい者さんの発案をそのままストレートに具現化したものです。
障がい者さんに、どうしたら自分たちの手掛けたものがPRできるかという問いかけをして返ってきた案の一つです。
Re:Bikeは事業者がスタッフにただ仕事を与えるという、一方通行なものではなく、どうしたら世にPRしていくか、方法まで一緒になって考えてもらう、二人三脚の事業であるということをお伝えしたいと思います。
最後にRe:Bikeスタッフが作った原案をご紹介します。

※本企画は、あくまでシニアカーの能力検証実験であり、実際の災害時は自治体の指示に沿った避難を行ってください。
それでは、また、ごきげんよう。
あまぎ
Re:Bikeではバイク、自転車の他、シニアカーを取り扱っております。

シニアカーは一見車輌のようですが、歩行補助車という福祉用具です。それゆえ免許が要らず、歩道で使用できます。
しかしその能力はどの程度のものでしょうか。
今回はそのシニアカーの能力検証実験について報告します。
実験と言っても、工場や研究所で行うものではなく、実際の路上において、災害時の避難手段という仮定で能力検証を行いました。
本企画は、Re:Bikeスタッフの障がい者さんが、シニアカーの能力検証とそのPRを行う企画として立案されたことが始まりでした。
具体的なシュチュエーションとして、沼津の仲見世で買い物をしている時に、高台である香貫山に避難することを想定しました。
仲見世から歩く。それも荷物を持ってできるだけ急いで歩き続けることを考えると、アウトドアアクティビティが好きな私でもちょっと一仕事で気力がいります。

※出典:国土地理院ホームページ
きっと歩行が困難な方にとってはなおさら簡単なことではないと思います。
そこでシニアカーを使った場合の成績を検証してみました。

スタートはつばき庵仲見世さん。ゴールは香貫山香陵台無料駐車場。
途中標高13m地点(注1)、標高30m地点(注2)でタイムと距離を測定します。
(注1)沼津市津波高推計最大値13.2mより
(注2)東日本大震災等歴史的規模の津波を想定した高さ
シニアカーには、企画立案して頂いた障がい者さんに乗って頂き、私が後ろからギア(スクーター)に乗ったり押したりしながら写真を撮りつつ見守りました。所々でチェックを行いましたが、シニアカーの走行自体はノーアシストです。
それでは以下に道中の様子をご紹介します。

スタート地点、仲見世です。
ドライバーさんはのぼりがちょっと恥ずかしかったと後に仰っていました。
しかし・・・シニアカー、思ったより速いです。
仲見世では4km/hモードで走ったそうですが、ギアを押しつつ追いかけながら写真を撮るのはなかなか大変。信号でようやく追いつきました。途中望遠レンズに換えようか迷いましたがレンズ交換中にシニアカーが行ってしまいそうでがんばって押しました。速度は出ていないのですが、等速で走り続けられるのがシニアカーの強みだと早くも感じました。というより思い知りました(笑)。

アーケードを抜けて沼津銀座へ。

御成橋。

シニアカーのタイヤは小径ですが、横断歩道と歩道の間の段差も問題なくクリアします。

沼津市役所前。市民文化センターも見えてきました。この日は本当に良いお天気の日でした。

市民文化センターの小道。木陰が涼しい。

香貫山が見えてきました!果たして登れるのか?

ドライバー、シニアカー共に最終チェックです。異常なし!

いよいよ山岳ステージです。砂や土がまばらにある坂道ですが、シニアカーは問題なく登っていきます。

ゴールが見えてきました!もう少し!
ラストスパート・・・はかけられませんが、ここまで一定の速度でずっと走っています。

ゴール!無事到着です。お疲れ様でした。

スタートからの距離、コースタイムですが、
標高13m地点が2.1kmで36分
標高30m地点が2.3kmで39分
ゴール(標高86m)が2.8kmで46分でした。

4段階表示のバッテリーもまだ3段階残っています。
実際の災害時は自治体のガイドラインに則った避難が望まれますが、今回の実験から災害時避難においてもシニアカーは活躍できるのではと考えられます。
いかがでしたでしょうか?
ところで、今回の企画はシニアカーの能力検証実験ですが、Re:Bikeスタッフ・・つまり障がい者さんの発案をそのままストレートに具現化したものです。
障がい者さんに、どうしたら自分たちの手掛けたものがPRできるかという問いかけをして返ってきた案の一つです。
Re:Bikeは事業者がスタッフにただ仕事を与えるという、一方通行なものではなく、どうしたら世にPRしていくか、方法まで一緒になって考えてもらう、二人三脚の事業であるということをお伝えしたいと思います。
最後にRe:Bikeスタッフが作った原案をご紹介します。

※本企画は、あくまでシニアカーの能力検証実験であり、実際の災害時は自治体の指示に沿った避難を行ってください。
それでは、また、ごきげんよう。
あまぎ
2015年05月20日
アイエスエフネットグループ様訪問記
こんにちは、あまぎです。
今回は沼津市にあるアイエスエフネットグループ様の複合施設、雇用創造オフィスに行って参りました。
グループの中核となる株式会社アイエスエフネット様はエンジニア派遣やネットワークの設計、構築、運用などを主軸とした、いわゆるIT企業ですが、就労困難な方々の雇用創出のために尽力し、いくつものグループ会社、事業所を有しています。この取り組みですが、精神疾患等で就業困難になった仲間の復職にも活かされていると伺いました。このエピソードからも非常に人情味のある企業だと感じます。採用も知識、経験より人間性重視で行っているとのことです。

久しぶりの名刺交換にぎこちなさと緊張感を覚える私ですが、担当の齋藤様、大野様は丁寧に会社概要説明と、各フロアの案内を行って下さいました。
拝見した業務としてはデータの入力等パソコンに向かう業務と、小箱の組み立て業務でした。データ入力業務は業務内容の特色上遠くからの見学となりましたが、高度なソフトを使っているようで、障がいを持たれている方でも取り組めるような努力や工夫がありそうでした。

小箱の作製業務風景です。皆様スラックスにシャツというビジネススタイルで仕事をされていて、企業人という雰囲気をひたひたと感じました。

4階にあるエンパワーフィットネスクラブ様も就労支援の場になっています。
講師陣の中には、あのチャック・ウィルソン氏の名前もありました。


2階のビュッフェスタイルレストラン、たくみ農園様も同様に就労支援の場です。格安で多様な肉料理、野菜料理、スィーツが楽しめます。
実は私、何回もお弁当を頂いているのですが、特に多様な鳥料理とザワークラウトが一押しです。今日もつめ放題のお弁当を頂いて参りました。

最後に併設する、障がいのあるお子さんを預かる「放課後等デイサービス」の施設を見学させていただきました。
事業説明、見学案内をして頂いた齋藤様、大野様に厚く御礼申し上げます。

帰路。
最近、道路脇の緑もすくすく育ち、気温もぐんぐんと上がってきました。バイクは風を切って走るため体温を奪われますが、日中は日差しが強く帰りはジャケットを脱いでいきました。
それでは、また。ごきげんよう。
あまぎ
今回は沼津市にあるアイエスエフネットグループ様の複合施設、雇用創造オフィスに行って参りました。
グループの中核となる株式会社アイエスエフネット様はエンジニア派遣やネットワークの設計、構築、運用などを主軸とした、いわゆるIT企業ですが、就労困難な方々の雇用創出のために尽力し、いくつものグループ会社、事業所を有しています。この取り組みですが、精神疾患等で就業困難になった仲間の復職にも活かされていると伺いました。このエピソードからも非常に人情味のある企業だと感じます。採用も知識、経験より人間性重視で行っているとのことです。
久しぶりの名刺交換にぎこちなさと緊張感を覚える私ですが、担当の齋藤様、大野様は丁寧に会社概要説明と、各フロアの案内を行って下さいました。
拝見した業務としてはデータの入力等パソコンに向かう業務と、小箱の組み立て業務でした。データ入力業務は業務内容の特色上遠くからの見学となりましたが、高度なソフトを使っているようで、障がいを持たれている方でも取り組めるような努力や工夫がありそうでした。
小箱の作製業務風景です。皆様スラックスにシャツというビジネススタイルで仕事をされていて、企業人という雰囲気をひたひたと感じました。
4階にあるエンパワーフィットネスクラブ様も就労支援の場になっています。
講師陣の中には、あのチャック・ウィルソン氏の名前もありました。
2階のビュッフェスタイルレストラン、たくみ農園様も同様に就労支援の場です。格安で多様な肉料理、野菜料理、スィーツが楽しめます。
実は私、何回もお弁当を頂いているのですが、特に多様な鳥料理とザワークラウトが一押しです。今日もつめ放題のお弁当を頂いて参りました。
最後に併設する、障がいのあるお子さんを預かる「放課後等デイサービス」の施設を見学させていただきました。
事業説明、見学案内をして頂いた齋藤様、大野様に厚く御礼申し上げます。
帰路。
最近、道路脇の緑もすくすく育ち、気温もぐんぐんと上がってきました。バイクは風を切って走るため体温を奪われますが、日中は日差しが強く帰りはジャケットを脱いでいきました。
それでは、また。ごきげんよう。
あまぎ
2015年05月20日
Re:Bikeツアー冒頭挨拶
皆様こんにちは。
はじめまして、私、ライター名「あまぎ」と申します。
突然ですが、私、この度有志でRe:Bikeの専属ライターを務めさせて頂くことになりました。
障がい者さんの手により、ピッカピカになったリユースバイクで各地を回り、Re:Bikeの紹介と訪問先事業所の取材を行う、Re:Bikeツアーに取り組んで参ります。
私はアイシャインとの個人的なおつきあいの中でRe:Bikeを知り、やがて障がい者さんを取り巻く環境に関心を抱くようになりました。
そしてこの度、Re:Bike発展のためのお手伝いをさせて頂く機会を頂きました。
私はもともとはライター経験もなく、スクーターも初めて乗るのですが、プライベートでは様々な手段をもって旅を行って参りました。
しかし、今回の企画はこれまでとは一線を画した、社会的な活動になります。非常にやりがいのあるチャレンジだと感じています。

拙い文章ですが、精一杯、やっていこうと思います。
皆様どうか、よろしくお願い申し上げます。
あまぎ
はじめまして、私、ライター名「あまぎ」と申します。
突然ですが、私、この度有志でRe:Bikeの専属ライターを務めさせて頂くことになりました。
障がい者さんの手により、ピッカピカになったリユースバイクで各地を回り、Re:Bikeの紹介と訪問先事業所の取材を行う、Re:Bikeツアーに取り組んで参ります。
私はアイシャインとの個人的なおつきあいの中でRe:Bikeを知り、やがて障がい者さんを取り巻く環境に関心を抱くようになりました。
そしてこの度、Re:Bike発展のためのお手伝いをさせて頂く機会を頂きました。
私はもともとはライター経験もなく、スクーターも初めて乗るのですが、プライベートでは様々な手段をもって旅を行って参りました。
しかし、今回の企画はこれまでとは一線を画した、社会的な活動になります。非常にやりがいのあるチャレンジだと感じています。
拙い文章ですが、精一杯、やっていこうと思います。
皆様どうか、よろしくお願い申し上げます。
あまぎ